京都・やきもの倶楽部

            ■ 会員紹介


陶芸家・会員の横顔………陶芸への想い
  宮崎 正制  (会員・京都府)
 やきものの経歴は会誌「炎」2014年10月号に「やきものと人との出会い」で掲載頂きましたので、その経過と現況を紹介させて貰います。
 2015年暮れには切り絵象嵌が評価されて International Contemporary Master(world wide art books 発刊)に掲載され、 2016年4月に KBSテレビ news/フェイスに出演して切り絵象嵌が紹介されました。 今年5月の京都ギャラリー象鯨での第6回「切り絵象嵌陶展」では、初めての来場者が増え、外人の客が毎日数人見えました。残念ながら英語が話せず、接客はギブアップで、英語が必要と痛感しました。
 現在も「あるがまま、なるがまま」を信条にしていますが、今は女房と、娘夫婦と孫二人の二世帯住宅で6人暮らしです。 趣味はゴルフと囲碁と陶芸です。真面目で物事に熱中する性格で何かを始めると他の事は忘れてしまいます。頼まれた事もすぐ忘れるのが欠点です。年の所為かもしれません。「自分の置かれている状況を認識し、最善の判断をして結果は肯定する」ことに努めています。ゴルフも一打一打にベストを尽くし、スコアは余り気にしません。囲碁も一手一手には熟慮するが、勝敗は単なる結果と思っています。
  陶芸は宇治市西笠取の工房と、宇治市野外活動センター「アクトパル宇治」の陶芸講師と久世郡久御山町の「陶遊会」の講師を務めています。 アクトパルのメイン行事は冬季陶芸クラブで1,2月の二ヶ月間、約40名のメンバーとやきものを楽しんでいます。老若男女の混合ですが、主力は定年を迎えたおじ様達です。長年鍛えて来られた知識、技術のパワーには驚嘆します。精密な形を作る人、繊細な絵を描く人、お面を作る人、新しい道具を創る人。三人寄れば文殊の知恵と言いますが、ここには文殊が何人居るのか心強いです。このクラブが僕の創造の源です。 陶遊会は女性ばかりのメンバーが約20名です。家庭で使う日常品が主で和気合い合いと話合いながら楽しんでいます。 工房では独自に開発した「切り絵象嵌」をメインに新しい技術開発に努めています。 自分しか出来ないオンリーワンの試作品を目指しての失敗の連続です。 更に“技術”から“藝術”への難しさを味わっています。 山里の自然一杯の工房で長閑に陶芸や囲碁を楽しんでいますので是非遊びに来て下さい。



【一覧へ戻る】